STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff松岡 豪之

石に立つ矢

宮崎県在住/メインフィールドは九州全域。ヒラスズキ・シーバス・ヒラマサ等、様々なターゲットをショア,オフショアを問わず全国へと繰り広げている。 自身の釣り経験値に基づき、知性と感性で確実に獲物を狙い撃つソルトプロアングラー。

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2022.07.11

ご挨拶・ラフトレイル始動

皆様はじめまして。

この度、ご縁合ってDUOさんと契約させて頂きました、松岡 豪之です。今後とも宜しくお願い致します。

担当はラフトレイルシリーズ、オフショアキャスティングゲームになります。

 

さて、発表では、本年2022年1月となっていますが、実は1年前の2021年の1月にひっそりと契約しておりました。

何分、秘密事項や大人の事情?がありまして、水面下での活動。

撮影時もDUOスタッフになった事がバレない様に動くのは何かと大変です。更に、ルアー開発に携わると、これまたルアーの存在も隠さないといけない。

ラフトレイルシリーズのテストサンプルを使いながら撮影を行っていくのですが、これが苦労の連続。

というのも、テストを行い始めた時期はコロナ渦真っ只中。移動制限が出てしまえば、撮影は中止になり、

また、昨今の社会情勢で材料調達にも時間が掛かり、発売日もズレ込んでいく。

これまで色んな釣り具の開発に携わってきましたが、想定外の出来事が起きたのは、はじめての経験。

時間があるようで時間がない。三歩進んで二歩下がる、状態で前に進んできました。

そして、ようやくバブリー、ファンブル、ブルードライブの三種が2022年7月に発売される運びになりましたが、これも現段階では、あくまでも予定。

順調に発売されるまで、何事もなければいいのですが・・・

 

 私のフィールドレポートのタイトルですが、「石に立つ矢」ですが、ご存知の方も多いと思いますが、ことわざから引用しました。

意味は、「どんな事でも、必死になって行えば必ずできる」という事のたとえです。

強い意志を持って行わないと、物作りは出来ませんし、また私自身の釣りスタイルも、「こんな感じかなぁ~」という事で、このタイトルにしました。

これまでを振り返っても、「苦労してやっと釣れた」という事も多く、ロケ釣行は特にそんな感じです。

オフショアでのキャスティングゲームは、体力勝負。魚の引きも強いですが、まずは投げ続ける事ができるかどうか?が重要です。

特にヒラマサやGTゲームは、簡単に釣れる訳ではありません。一日中、何度も何度も投げて、200投目辺りから腕も肩もパンパン。握力も失われていきます。

魚が魚ですので、タックルも重くなり、ロッド、リール、ルアー、重量は合わせて1,5~2キロほど。

これを2日間、3日間投げ続けなければなりません。

状況が悪い時は、3日間投げ続けてノーバイト、1バイトのみといった事もあります。

こういった時に大切なのは、「心の強さ」です。精神力が試されます。

「必ず釣れる、水面を割って食ってくる」と信じて投げ続ける事です。これが口で言うほど簡単ではなく、その状況になると心が折られます。

だからこそ、ルアーの性能も試されます。

そこで「ラフトレイルシリーズ」に求めたのは、「ルアーの飛距離と使いやすさ」

特にトップウォータープラグは飛距離と使いやすさが重要で、良く飛ぶ事。

追い風だけではなく、向かい風、横風時でも飛行姿勢を崩しにくい様にバランス設計してあります。

また、水面で転がりにくい様にアクションをつけられるかどうか?

これもとても重要で、引きにくいルアー、転がるルアーは、凄くストレスになります。特に状況の悪い時は。

 

 バブリー、ファンブルは、ヒラ打ち、水中ダート、ダイビング、このアクションが付けやすく、ラインスラッグ、糸ふけの量で、様々な動きを演出してくれます。

リールを巻く速度とロッドワークで、早いテンポ、ゆっくりなテンポでもレスポンスのよい動きをしてくれます。

それぞれ特徴がありますが、これ以上長くなるといけませんので、またの機会に個々に解説させて頂こうと思っております。

さあ、まもなく発売です。

私のフィールドレポートですが、コラム的な投稿も多くなると思いますが、今後とも宜しくお願い致します。