STAFF REPORTスタッフレポート
2023年、遅くなりましたが・・・
皆様、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
というか、レポートサボっておりました。スイマセン。
「おいおい、松岡、まだ2つしか書いていないじゃないか」と、どこからか?お叱りの声が聞こえてきそうですが、
はっきり言って、書くの苦手です。はい、昔からです。
昔、釣り雑誌が多かったころは、締め切りに追われ、原稿をひたすら書く毎日で、寝不足は当たり前。
そんな苦行から解放されたと、ひと安心していたのも束の間、この様に追われることになりました。(笑)
さて、何を書こう?と考えてはみるものの、う~ん!みたいな感じ。
という事で、書きたい事書かせて頂きます。
ラフトレイルシリーズも昨年発売され、多くの釣果報告が私のところにも届いております。
うれしいものですよね~、「ファンブルで釣れました!バブリーで釣れました!」などなど、
「20キロ、30キロオーバーのヒラマサが釣れましたー!」「自己記録です」といったメッセージ。
そして、必ずといっていいほど文面に、「ありがとうございました」といった感謝の言葉が添えられています。
こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいなのですが、ルアーを監修した身としては、本当にうれしいものです。
これはルアーメーカーとしてもうれしい事ですが、メーカーさんにとっては責任重大です。
私もDUO本社に行かせて頂き、こういった話をさせて頂くのですが、
オフショアのルアーというのは、かなりシビアにアングラーから選別されます。
例えば、GT、ヒラマサなどの遠征釣行に行くとします。
釣れるルアー、壊れないルアーといった信頼性が重視されます。だって、釣行費がとてつもないですから。
特に飛行機など乗る際は、荷物制限もありますので、重量やタックルボックスのスペースも制限されます。
これはショア、オフショア問わず、似たようなシーンはあると思いますが、
「釣れるルアー」というのは大前提ですが、ルアーが飛ぶ、このシーンには強いといった事が
タックルボックスに入れてもらえる「一軍メンバー」にしてもらう事で、このルアーは釣れるという認識に変わります。
釣れるという要素は、その日の気象条件やベイトフィッシュの雰囲気でも異なると思いますが、
大物釣り、オフショアの釣りで問われるのは、「ルアーが壊れない事」という事です。
「えー---、当たり前やろ!」と思われた方もいると思いますが、
この当たり前の事が、なかなか気付かれ難いんです。
というか、壊れるルアーが多いのも事実です。そして壊れないルアーを作るのは難しいのです。
そこで私がラフトレイルに求めたのが「強靭なルアー、壊れないルアー」なのです。
開発メンバーと、そういった話を進めて、では現在のラフトレイルのルアーはどれぐらい強いのか?
なかなか気になりますよね~
例えば、シーバスやヒラメで使う引っ張り強度、ショアで使われるルアーの強度は24~28キロ程度(ミノーなど)
これ、メーカー側示した数値ではなく、自分で引っ張って壊して分かってます。弱い物は20キロ程度で壊れます。
これがラフトレイルでは100キロオーバー。オフショアのルアーでも、この数値はなかなか無いと思います。(自身で計測済)
これ以上計測していませんが、多分、この製法のルアー(プラ、インジェクション性)では最強かも?です。
ちょっと頑張って引っ張って、どれ位で壊れるか?試してみます。(笑)
発売されて、私が一番心配になったのが、「簡単に壊れていないか?」です。
簡単に壊れて、魚に逃げられたという事があってはいけません。
また、釣り人にも申し訳ないですが、魚に針が付いたままになった様な状況になった事があったとしたら、
絶対にあってはならない事です。
これがルアーメーカーの責任でもあり、監修した私の責任でもあります。
間もなくラフトレイルの新製品が発表されます。
しっかり釣れるのか?壊れないのか?
また心配になって、私の胃が痛くなります・・・
ヒラマサを何本も釣ったバブリー225とファンブル230
塗装が少し剥がれただけで、水没やゆがみも一切なし。