STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Field Staff武富 啓晃

Practice makes perfect

東京都在住。東京湾内の干潟と河川の釣りに精通し、関東全域のシーバスを釣り歩くサラリーマンアングラー。 徹底した現場主義によって得られた情報やルアーの使い方等を発信していきます。

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2024.01.26

那珂川コノシロ付きシーバス・シーク128s使いこなし術

コノシロ付きに強いシーク128s。

1月中旬、茨城県の那珂川でコノシロの群れとそれに付いたシーバスに遭遇し、シーク128sでナイスサイズのシーバスが連発しました。

その中であらためて確信できた、シーク128sの使い方のコツについて今回はご紹介します。

シーク128sは、軽やかに、元気に泳ぎ回るという特徴を持ったシンキングペンシル。

比重を軽くすることでフワフワと漂うような動きを狙ったシンキングペンシルが市場のほとんどを占める中で、シーク128sは比重を重くすることよって、唯一無二とも言えるこの特徴を手に入れています。

そんなシーク128sの動きは大きく分けると3パターン。

リトリーブスピードによって変化するそのパターンは以下の通りです。

スロー:S字アクション

ミディアム:テールスイング

ファスト:S字アクション

もちろん普通に巻いていても十分によく釣れますが、意識してこのアクション変化を利用することで、さらにコンスタントにシーバスをキャッチ出来るようになると感じています。

具体的には、食わせるポイントでアクション変化が発動するように、リトリーブスピード(リールの巻き感の重さ)をコントロールする・・ということになります。

例えば・・・

例1:河川

【状況】

奥の流れが緩い筋から手前の流れが速い筋に入ったときにシーバスが食ってくるパターン。

おそらく奥からついてきて、手前の筋に入ったときに食っている感じ。

【使い方】

奥の筋にルアーをキャストし、S字からテールスイングにギリギリ切り替わらない程度のリトリーブ速度をキープ。

流れが速い筋に入ると自動的にテンションが強くかかり、勝手にテールスイングアクションに変化。その瞬間ヒット。

例2:港湾

【状況】

コノシロの群れがたまっている。流れはほとんど無し。

【使い方】

コノシロの群れの奥にシーク128sをキャストし、テールスイングを発動するリトリーブ速度をキープ。

コノシロの群れにルアーが入った瞬間、瞬間的に数回グリグリっと速巻きを入れてピタッとストップ。

ワイドにS字を書いたルアーがスーッとスライドしながら流れ落ちていくのを感じているとヒット。

※この使い方は、イナッコパターンでもよく釣っています。

こんな感じ。

那珂川では、例1にもう1要素加えた使い方で連発でした。

シンキングペンシルには珍しく、こちらから仕掛けていけるシーク128s。

関東でも場合によっては1年間のうち大半の時期でコノシロ付きを狙えるようになってきた近年、年中出番があるルアーだと思います。

この仕掛ける感覚を、皆さんにもぜひ体感していただきたいです。

ちなみに、同じシークシリーズでも、他のサイズは全く使いこなし方が異なります。

他のサイズについても近いうちご紹介したいと思います。

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