STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff須江 一樹

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横浜市在住/ 横浜アイランドクルーズ所属。仕事は釣船屋船長、趣味は釣り。シーバスビッグベイトを愛し、ボートシーバスをメインに、仕事も休みもオフショアフィッシングへ出船中。

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2024.03.29

春のシーバスジギング最盛期をDrag Metalで狙え

東京湾シーバスジギングが最盛期を迎えています。

冬から続くシーバスジギングシーズンですが、春がハイシーズンと言えるほど良く釣れるシーズンです。色々な釣りをする僕ですが、こんなにルアーで釣れる釣りは他にないのではないかと思うほど良く釣れる釣りがシーバスジギングという釣りです。

 

基本的な釣り方については前々回のレポートに書いてありますので、そちらをご覧ください。

冬はシーバスジギングの季節

 

巻いて落とすだけで釣れる簡単な釣りという一方で、奥深さもあるのがシーバスジギングです。今回はちょっと深掘りした部分をお伝えしたいと思います。
 

 

まず季節的な狙い方の変化についてです。シーバスジギングシーズンが始まる冬はボトム付近にシーバスが固まっていることが多い季節です。ボトムに固まっているシーバスに対して、ボトム付近でフォールでバイトさせる釣りが冬の釣りです。さらに速く巻いて速く落としてバイトさせる、速さで誤魔化す釣りを冬は多用します。特に高活性時はその傾向が強くなります。

 

一方で春になって暖かくなると、どんどんとボトムにいたシーバスが浮いてきて中層でバイトするようになります。バイトもフォールだけでなくリトリーブ中に当たることが多くなります。巻くスピードも落とすスピードもゆっくりの方が釣れることが多くなります。


今回の写真は、まだ寒い時に撮っているのでイワシパターンでさらに冬モードなシーバスを狙っています。その為、速く巻いて速く落とす為に重めのDrag Metal SLJ 80gを使用しています。今年は暖冬と言われていましたが、ダラダラと寒い日が続いており冬パターンと春パターンを行ったり来たりしているのが3月後半の現在の状況です。
 

完全に春パターンになると、例えばDrag Metal Cast Slimの40gを使用して、ゆっくり巻いてゆっくり落として誘うとバイトが出るようになります。バイトが出るタイミングもフォールよりもリトリーブ中の方がバイトが多くなります。こうなったら春パターンです。

 

これからの春、釣果を出す上で重要なことは、まずリトリーブでヒットするレンジとスピードを見つけることです。レンジは冬と違って中層ですので、ボトム付近がヒットレンジとは限りません。さらにいうと魚探反応とは全く違うレンジでヒットすることも多々あるので、魚探反応は参考程度に自分で反応するスピードとレンジを見つけましょう。


レンジとリトリーブスピードがわかったら、リトリーブスピードと同じくらいのスピードでフォールするジグをセレクトします。リトリーブスピードとフォールスピードを合わせることで、リトリーブでしか出なかったバイトがフォール中にもバイトが出せるようになります。

 

フォールスピードに関しては例えばDrag Metal Cast Slimのようにセンターバランスのジグを使用して、バラバラとメタルジグを横に向けてゆっくり落とす方がいい場合と、サミングやフォールレバーを使ってエレベーターのようにゆっくり落とす方がいい場合と様々です。反応が良いフォールスピードと姿勢を見つけるとさらにバイトを増やすことができます。

 

奥が深いシーバスジギングですが、基本的には簡単にシーバスが釣れる気軽に楽しめる面白い釣りです。ガイド船のはもちろんですが、大きい乗合船も出船しているところがあります!やったことがない方は是非春のうちにチャレンジしにDrag Metalシリーズを持って東京湾へ遊びにきてください。お待ちしております!!