STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Field Staff武富 啓晃

Practice makes perfect

東京都在住。東京湾内の干潟と河川の釣りに精通し、関東全域のシーバスを釣り歩くサラリーマンアングラー。 徹底した現場主義によって得られた情報やルアーの使い方等を発信していきます。

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2024.05.08

筑後川エツパターン解説②・ルアー操作編

筑後川のエツパターン。

 

前回はエツパターンにおけるプレートバイブロングの強みについてレポートしましたが、今回は具体的な操作方法についてレポートしようと思います。

 

 

 

 

 

まずズバリ、具体的なパターンとしては3通り!

 

 

①キャストして着水後、即高速巻き

 

②キャストして着水後、底を取ってからストップ&ゴー

 

③キャストして着水後、底を取ってからロッドを使ったリフト&フォール

 

 

 

 

 

それぞれのパターンの特徴は以下の通りです。

 

 

 

 

①キャストして着水後、即高速巻き

→魚が浮いている時や、水深が浅い場所で使います。

エツが水面で逃げる様子や、シーバスのボイルが見えたらこのパターンの出番です。

ペンシル系のルアーでも釣れますが、数釣りではこの着水即速巻きに軍配が上がることも多いです。

 

 

 

 

 

 

 

②キャストして着水後、底を取ってからストップ&ゴー

 

→底付近を広範囲に攻めたい時に使います。底を取ってから数回リーリングしてストップ(ルアーが再び着底するまで)。また数回リーリングしてストップ...の繰り返しです。

ストップは毎回ルアーが着底するまでストップさせるのが前提。

 

 

 

水中での実際のルアーの動き自体はロッドを使ったリフト&フォールと同じですが、

 

・リフトの高さをより細かく調節できること(リーリング回数を増やすほどルアーは底から離れる。ロッドのストロークを使ったリフト&フォールよりルアーを高く持ち上げることも可能)

・常にロッドポジションが変わらないので、いつバイトがあってもがっちりフッキング可能な"アワセしろ"が取れること

 

が大きな違いです。

 

 

 

 

 

③キャストして着水後、底を取ってからロッドを使ったリフト&フォール

→ロッドでリフトした分をロッドで送り込みつつフォールさせるので、②よりも手前への移動距離を抑えたリフト&フォールが可能です。

 

 

 

 

 

 

これを色んな状況によって使い分けたり組み合わせたりすることによって、私個人としては釣果が飛躍的に伸びています。

 

例としては・・・

 

 

例A.地形変化や潮目沿いといった定点でボイルしているが、トップウォータープラグやミノーには出てこない。

→プレートバイブロングを定点の少し奥にキャストし、③のパターンで定点付近を細かいリフト&フォールを試すとヒット。

 

 

 

例B.地形変化が乏しい場所で広範囲でポツリポツリとボイルがあるが、出る場所がバラバラであり、狙い目を絞りきれない。トップウォータープラグやミノーには出てこない。 

→プレートバイブロングをフルキャストし、②のパターンで広範囲をざっくりとリフト&フォールで探るとヒット。

 

 

 

例C.シーズン初期や後期で、水面にエツの気配やボイルが無い。おそらく地形変化沿いで食ってくるはずだが、その周辺も探っておきたい。 

→プレートバイブロングをフルキャストし、狙いの地形変化付近は③のパターンで細かく探る。狙いの地形変化付近は②のパターンで流す感じで一応チェックする。③の時にヒットが多いが、②で流している時にも当たるときはある。

 

 

 

例D. シーズン初期や後期で、水面にエツの気配やボイルが無い。地形変化や狙い目は分からない。

→水面に潮目が見られる場所に入り、潮目付近にプレートバイブロングをフルキャストし、1回あたりのリーリング回数を抑えた②のパターンで探るとヒット。

 

 

 

例E. シーズン最盛期、ボコボコにボイルしている。トップウォータープラグにポツポツ出ている状況だが、水面で釣ることにこだわりは無く、とにかくたくさん釣りたい。 

→パターン①を主軸に、反応が無ければ②で探る。

 

 

 

例F. シャローエリアを攻める際、ロッドでのリフトではルアーのリフト高を取れず、すぐに着底してしまう。 

→パターン②を主軸に探る。

 

 

 

 

このような感じで私はプレートバイブロングを操作しています。

 

 

 

 

 

 

【バイト~ヒットについて】

最後に、②③に共通の補足として、バイト~ヒットについて説明させてください。

 

 

7~8割のバイトは、ルアーのフォール中に出ます。もっと言えば、フォール中でも着底直前にバイトは集中します。 

ほとんどの場合、手元に「コン!」と伝わってくるため、これを即アワセでフッキングに持ち込むのが基本です。

 

 

アワセが遅れるとフッキング率がかなり落ちるため、とにかくフォール中は集中し、当たったら反射的に即アワセでフッキングに持ち込むことを意識してください。

 

 

 

 

 

 

以上が私の釣りの詳細な流れですが、文章で読むより実際に見た方が分かりやすいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

そんな方に向けて、今回記載した内容は、5月末~6月頭に放映予定の「ルアーパラダイス九州TV」にて、実際にカメラの前でお見せしています!(放映終了後はYouTubeにて公開されます!)

 

今回の記事と合わせてご覧いただくことで、内容をより深く理解いただけること間違い無しです。

 

放映日等の詳細が決まり次第、私のInstagram等SNSであらためて告知いたしますので、こちらもチェックいただけますと幸いです!

 

 

 

 

 

 

 

 

次のレポートは、エツパターン解説最終編。

 

・狙うべき時合やポイントとそれに合わせたカラー選択

 

について語りたいと思います!