STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Field Staff武富 啓晃

Practice makes perfect

東京都在住。東京湾内の干潟と河川の釣りに精通し、関東全域のシーバスを釣り歩くサラリーマンアングラー。 徹底した現場主義によって得られた情報やルアーの使い方等を発信していきます。

STAFF REPORTスタッフレポート

2024.06.21

BRチャターインプレ

チャター。ブラックバスの釣りでは馴染み深いようですが、シーバスでは馴染みが薄く、なかなか見かけないルアーです。

 

そんなジャンルにDUO SALTがシーバスルアーとして挑戦し、形になったBRチャター。

 

発売から1年、これまで使ってきた素直な感想を今回は語ってみたいと思います!

 

 

感想その➀:普通に釣れる

キャストして巻いてくるとまず感じられる、他のシーバスルアーには無いこのビリビリ感。

 

これまでのシーバスルアーには無い、新しい感覚のリトリーブ感なので、この時点でホントに釣れるのか?と疑心暗鬼になってしまう方もいらっしゃるかと思いますが・・・

感想としては普通に釣れます。

 

とはいえ、本当に魚をゲットするまでは「釣れる」実感って湧かないのがルアーというモノそのものの性質だったりします。

 

お持ちの方は是非、信じて投げてみてください!

普通のジグヘッドワームと同程度に切り札として使えるレベルでは釣れます。

感想その②:チャターブレードの恩恵は大きい

そして他のジグヘッドワームとの大きな違い・・・チャターブレードが付いていることによる恩恵がかなり大きいというのも、この1年で実感したことです。

 

チャターブレードによってもたらされる恩恵は主に3つ!

 

 

 

 

➀シャローレンジを引きやすい

リップと逆の原理でルアーを浮き上がらせる方向に働くので、同じ重さのジグヘッドと比較すると圧倒的にシャローを引きやすいです。

 

例えば、大規模~中規模河川の橋脚明暗。

ある程度飛距離が欲しいので、飛距離面では15~25gくらいのジグヘッドワームでないと狙いの橋脚や潮目に届かない・・

 

 

 


でも15~25gクラスのジグヘッドワームでは、釣れるリトリーブ速度を保つとどうしてもレンジが下がり気味になってしまい、思ったレンジよりも下がりすぎてしまう。場所によっては不必要にボトムを引きずってしまう・・

 

 

 

上のレンジを引きたければ不自然に速引きをせざるをえず、ルアーが良い泳ぎをするスピードから外れてしまい、あっという間に魚がスレてしまう・・

 

 

そんな時、チャターブレードがついていることで、飛距離はそのままに圧倒的に上のレンジをゆっくり引けるんです。

 

 

去年の秋の橋脚明暗では、クローザーとして大活躍でした。

②水つかみが良い

 

チャターブレードがついていることで、普通のジグヘッドワームよりもリトリーブ抵抗は上がります。

 

普通のジグヘッドワームは抵抗となるものがついていないため、風が吹いている時に使うと、風にラインが引っ張られて水中のルアーも意図しない滑り方をしてしまったりしますよね。

 

ジグヘッドワームなのに、そんなことがなく、風の中でも思ったコースを引っ張ってきやすいのがチャターのメリットの一つ。

 

 

 

 

③ボトムすれすれキープ性能が良い

夜でも昼でも、ボトムすれすれを引くことで釣果が上がるシーンって多くあると私は感じています。シーバスがハゼやエビやカニといった底生生物を意識している時に多いですよね。

そんな時もBRチャターは大きな戦力になります。

 

 

バイブレーションやジグヘッドワーム、シンペンをゆっくり引いてレンジを下げていくと、やがて底に当たると思います。

しかし、特に底質が砂泥だったりすると、これらのルアーだとリトリーブ中のボトムタッチの瞬間が分かりづらかったりしませんか?

 

数秒でもボトムタッチしてしまったら、ゴミが引っかかったり、根掛かったりする状況、ありませんか?

 

 

 

このリトリーブ中のボトムタッチがめちゃくちゃ分かりやすい=ボトムタッチを回避しやすいのがBRチャター。

 

ボトムタッチした瞬間に、ビリビリの感触が消えるんです。

ビリビリの感触に集中し、消えた瞬間にリトリーブ速度を上げたり、ロッドであおってかわしたりという操作をすることで、かなりの精度でボトムすれすれを攻めることができます。

 

 

試す機会に恵まれていませんが、この特長&使い方は、ヒラメやマゴチといったフラットフィッシュ狙い(特にマゴチ狙い)にもかなり相性がいいと思います。

 

 

 

こんな感じのBRチャター。

 

直近ではシャローのイナッ子パターンや橋脚明暗のランガンに使って釣果を出しています。

 

 

 

シャッドとフィッシュの使い分けについても、そのうち語ってみたいと思います。

 

メリットとなる特長が明確なルアーですので、思い当たる節がある釣りをしていらっしゃる方は、ぜひお試しください!