STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Field Staff武富 啓晃

Practice makes perfect

東京都在住。東京湾内の干潟と河川の釣りに精通し、関東全域のシーバスを釣り歩くサラリーマンアングラー。 徹底した現場主義によって得られた情報やルアーの使い方等を発信していきます。

STAFF REPORTスタッフレポート

2024.07.09

湾奥河川デイゲーム・バイブレーション取説➀

7月になり、夏至を過ぎ、昼潮も最高潮。

 

日中に大きく潮が動き、夜は潮が動かないという傾向が1年間で最も顕著に出る時期です。

 

 

潮が動いた方が断然反応が良いシーバスゲーム。この時期は、潮が動く日中の方が釣りやすい状況が多くなってきます。

 

そんな日中の釣りの主戦力は、なんといってもバイブレーション。そのバイブレーションゲームで手堅く釣果を出すコツを、このレポートで数回に分けて語っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

シーバスのデイゲームといえば川や海といった色んな状況がありますが、本レポートでの話は私を含む多くの方にとって最も馴染み深い、河川のシャローでのデイゲームに特化させた話とさせてください。

 

もっと言えば、想定河川は旧江戸川・荒川・多摩川・養老川・小櫃川です。

 

 

 

 

それでは今回は「上記想定河川のデイゲームにおける鉄板バイブと中空バイブの使い分け」について!

 

結論から言いましょう・・・

 

 

 

 

雨の濁りが入っていなければ鉄板バイブ、雨の濁りが入っていれば中空バイブ

 

 

です!

 

 

➀雨の濁りが入っていない時

水がクリアな時は、シーバスが意識するベイトもハクやエビカニのような小さい種類が多いです。

そんな時は、小さめなルアーを速引きすることで、見切られずにヒットに結び付けられることが多いと感じています。

 

 

そんな状況にマッチするのがプレートバイブ!

 

 

鉄板の面積が小さめで、シルエットが小さいので、このような状況にはまさにジャストフィット。

 

潮目が走っているシャローの中でもベイトの気配がある場所や、地形に変化がある場所をブーンと速引きすると、ガツンとヒットすることでしょう。

 

 

 

②雨の濁りが入っている時

 

水が濁っている時は、シーバスが意識するベイトも少し大きくなってきます。

 

雨の濁りであれば大き目なイナッコや流されてきたフナ系、雨に加えてプランクトン系の濁りが入り始めるとコノシロも視野に入ってきます。

 

 

 

そんな時は、シルエット大き目のルアーを中速~中高速程度の速さで引くことで、ヒットにつなげられることが多くなってきます。

 

 

そんな状況にマッチするのがこれ!

 

 

体高が高い中空バイブ、タイドバイブ。

 

その比重からのシャロー適性、スイベルアイによるバレ難さが特徴ですが・・・

 

 

 

 

それに加えて、実は自分が最もアドバンテージだと感じている特徴を今ここで初めて公開します。

 

 

 

それは「」。

 

タイドバイブのウエイトは、ボディ内で接着されていない状態の個体がほとんどです。仕様でこうなっているのかは確認できていませんが、少なくとも自分が手元に持っている個体は全てそうです。

 

 

なので、リトリーブするとこのウエイトが「カタカタ」音を発します。

「ジャラジャラ」でも「ゴトゴト」でもなく、このカタカタが良いんです。

 

 

 

 

既に廃盤になった他社製品ですが、過去に私がこの釣りで釣りまくったバイブの1つに、このカタカタ音を発するものがありました。

 

これは本当によく釣れたものです。

 

 

 

 

 

タイドバイブを初めて手に取った時、この音を確認して、もしかしてこれは・・・と期待を抱きましたが、期待を裏切らずよく釣れます。

 

 

濁りが入った水中って、昼間でも実はとても暗いんです。

 

1mも潜れば薄暗く、2mも潜れば夜と遜色無い暗さになります。

 

 

波動がほぼ感じられない水中の世界において、濁りによって明るさも見通しも聞かない状態で、広範囲にアピールできる要素は何か?と考えたとき、それは「音」一択になってくるんです。

 

 

その音を備えた中空バイブ、タイドバイブ。

 

 

やっぱりよく釣れることは立証済みですので、是非お試しを。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、今回は締めたいと思います。

 

よく釣れるデイゲームですが、昼間が大変暑くなってきましたので、熱中症対策を万全にして楽しみましょう!