STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Field Staff武富 啓晃

Practice makes perfect

東京都在住。東京湾内の干潟と河川の釣りに精通し、関東全域のシーバスを釣り歩くサラリーマンアングラー。 徹底した現場主義によって得られた情報やルアーの使い方等を発信していきます。

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2024.08.31

バルク95F取説①~どんなルアー?~

8月頭に情報が公開されたバルク95F。いよいよ発売が9月半ばに迫ってきました。

 

 

 

 

ということで、発売になった際に手に取っていただけた皆様のお役に少しでも立てばと、私的な感想や使いどころを書き綴ってみたいと思います。

 

今回はルアーそのものの性質について語っていきます。

 

 

【リンバーとの違いは?】

 

このバルク95F。

 

BeachWalkerブランドのリンバー115Sと似たシルエットをしているので、リンバー115Sのシーバスバージョン?と思われがちですが、結論としては全くの別物。

 

 

リンバー115Sはそこそこ重ためのシンキング、アクションはS字系ですが・・・

 

 

バルク95Fはかなり浮力が強いハイフロート設計。アクションはローリング。ジャンルとしては、リップレスミノーです。

 

パッと見、似たようなシルエットですが、ボディの形状はもちろん、ウエイトの配置や重量を変えることによって、対局とも言える全く別種のルアーになっています。

 

 

 

 

【特徴は?】

 

①ハイフロート

95mmのリップレスミノーとは思えない体高。十分に取られた横幅。薄肉のボディ。

 

これらを組み合わせることによって、ルアー内部の空気室の容積を広く取ることができ、かなり高浮力なルアーとなっています。

 

リップレスミノーにとって、浮力の確保はもっと重要な命題。

 

浮力が十分にとれていれば、流れに対して機敏なアクションを出すことも、ウエイトを積み増して飛距離を出すことも可能になってきます。

 

 

 

 

②大口径のタングステンボール重心移動

 

十分に確保された浮力を活用し、大口径のタングステンボールを搭載しています。

 

ルアーの最後尾まで長く取られた重心移動レールを大口径のタングステンボールが移動することにより、掛け値なしに90mm台のリップレスミノーとしては最大級の飛距離です。

 

 

 

 

 

この2つの特徴を併せ持つことで、

 

 

・めちゃくちゃ飛ぶ

 

・かなりの表層を引ける

 

・アクションレスポンスが良い

 

・水押しが強い

 

 

と、様々なメリットを手に入れたのがこのバルク95Fというルアーです。

 

 

【適合タックルと使いこなしのコツ】

 

このバルク95Fをより快適に使っていただくために、適合タックルと使いこなしのコツを最後に少しお伝えしたいと思います。

 

 

【適合タックル】

ズバリ「12cmのミノーを快適に使えるタックルバランス」がベストです!

 

 

 

バルク95Fは、その全長こそ9.5cmですが、そのボリューム感・角ばった形状から、キャスト時の抵抗は普通の9cmミノーと同等というよりは、普通の12cmミノーと同等です。

 

なので、扱えるMaxウエイトが9cmミノークラスのライトクラスのロッドでは、そのMax飛距離を出し切れない場合があります。

 

 

柔らかめなロッドよりも、やや硬いかな?くらいのロッドで振りぬいていただくと、そのズバ抜けた飛距離を体感いただけると思います。

とはいえ、現代のシーバスルアーは重たいものが多くなり、それに対応してロッドもハリが強いものが増えているので、ほとんどのロッドでこのバルク95FのMax飛距離を出せるでしょう。

 

 

 

【使いこなしのコツ】

飛距離に振りきった重心移動のバランスなので、着水後にウエイトボールを前に戻す作業が必要になる場合があります。

ロッドティップでチョンと煽ればウエイトボールは素直に戻るんですが、より確実にこの作業を行うコツが一つあります。

 

それは、「ラインを水につけてこの作業を行う」こと!

 

 

キャスト直後、ラインがまだ空中にある状態でチョンと煽ると、ウエイトが戻らない場合もあります。そんな時は、ティップを水面に近づける等でラインを水につけてからチョンとやってみてください!

 

 

 

今回はここまで。

 

次のレポートでは、これらのメリットを持つこのルアーを実際にどのようにフィールドで使えば釣果に結び付くのか、について語りたいと思います!

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