STAFF REPORTスタッフレポート
青政LIGHTNING 190Fで初チャレンジ!パラオGT!!
先日機会がありパラオへGTフィッシングへ行ってまいりました。パラオは西太平洋に浮かぶ500以上の群島からなる島国です。位置的にはフィリピンの東、インドネシアの北、グアムの西くらいな位置の国です。もちろん僕は初上陸です。
キャプテンのゴードン。推定185センチ110kg。見ただけで怒らせちゃダメだと絶対服従を誓う巨漢です。ちなみにすっごく優しいし日本で働いていたこともあるようで日本語も少し出来る最高のガイドです。
滅多に荒れることがなく、年間通して気候が安定していることでも有名なパラオ。持ってる僕は結果から言うとその滅多にない時化に3日のツアー全てぶち当たるという偉業を達成しました。ちなみにパラオは荒れると釣れ無くなるそうです(^◇^;)
見ての通りの雨。このあとさらに爆雨で視界不良になる程降りました。雨に打たれながら思うことは…この突然の爆雨の降り方、日本の夏の気候と変わらない(^◇^;)
むしろ気温的にはよっぽどパラオの方が過ごしやすいような。もう日本は熱帯の国になったことを強く感じました。
今回の釣行の本命はもちろんGTですが、トップでなんか釣れたら満足な僕。初日はカイワリのみで終了でした。
釣れたルアーは青政LIGHTNING 190F。結果的にはこのツアーで釣れた魚は全て青政LIGHTNING 190Fでした。正直FUMBLE 230FやBUBBLY 225Fがメインルアーとなると思っていたので、この二つをしこたま持って行ったのですが残念ながら釣れず。ゲストも含めて青政ばかりが釣れました。
夜ご飯はこんな感じのところで。クッソ大好きな雰囲気で舞い上がり過ぎまして料理の写真はなし。釣れた魚を持ち込んで、ポキやグリルを出してもらったのですが…ごめんなさい(汗)
1日目は飛行機が到着してからの釣りだったので午後の半日のみでした。2日目は爆雨爆風予報でどうなることかと思いましたが、意外にも昼過ぎくらいまではそこまで吹くことはなく、雨にも全く降られることがなくこのツアーで唯一まともに釣りになる時間になりました。
これは沖縄の船長に教えてもらったことですが、「梅雨時期の沖縄の天気予報なんて全く当てにならない。ピーカン予報でも土砂降りになるし、土砂降り予報でもピーカンになる」と言われたことを思い出したのですが、パラオの9月は雨季にあたります。パラオの雨季も天気予報は当てにならないんですかね
本日もカイワリスタート。トップに出てくれるだけで楽しいです。やっぱりこの日も青政です。
青政のアクションはすごーく優しめ。同船者に「そんなにのんびり動かすの?」とみんなに聞かれるほどゆったりと漂わすように動かしました。漂わすことを意識したわけではなく、そこそこに波立ってる中でアクションエラーを出さないように丁寧に動かした結果が漂わせたようなアクションになったというだけでした。
それが効いたのかどうだったのかわかりませんが、バイトはよく出せていたと思います。
イケてる魚アカナー。普通はバラフエダイかな?GT狙いのゲストフィッシュとして定番の魚ですね。
バッコーンと派手にバイトしてくれることと、群れでいる魚なので立て続けにバイトが出るのが楽しい魚です。
アカナーの注意点としては根に向かって走る魚だと言うこと。GTと比べれば引く魚ではありませんが、手前に走りながら根に向かって走られたらどうしようもありません。浅場でかかることが多いので、掛かったらとにかく潜られないようにポンピングしてリフトアップします。
バイトでアカナーかどうかなんてわからないだろって話もありますが、結構な確率でバイトの瞬間赤い魚体が見えるのでわかる時も多いのです。
バラクーダ。これまた微妙な存在である魚です(笑)
と言うのも基本的にGTのゲストフィッシュで最もバイトが多いのがバラクーダという魚。それなのにとんでもなく鋭い歯を持っているというところがネックでして、ウッドのルアーなんかかじられようものなら涙が止まりません。もちろん釣れて船上にあげても危ない魚なので、ほとんどの船長は船にあげずリリースです。
ということで何度も釣っている魚ではありますが写真を撮ったのは初めて!僕的には釣れたら結構嬉しい部類の魚なので、実はこの写真だいぶテンションが上がっております。なんで船上にあげているかというと、ゴードンが持って帰るからです(笑)
ちなみに青政の強度ならバラクーダに噛まれたって大して問題はありません。歯形がつくくらい
ついに本命のGTもキター!!あんまり大きくはないですが、クッソ嬉しい。
もちろんこちらも青政漂わせアクションです。
パラオでは執拗なほどにシャロー狙いでした。シャロー狙いでは狙い目となるところ、例えばリーフの上であったり、スリットであったり、ドロップオフであったりというところが水がきれいなので一目瞭然でわかります。そこでこのサイトオレンジGBが効いてきます。どこにルアーがあるか一目瞭然なので、狙いどころをしっかりとトレースしやすいんです。
加えて漂わせアクションは移動距離が少ないので、狙ったポイントをねっちり狙うことがでいるのでバイトを増やすことができます。
動画ばっかりで写真がない(汗)
2日目の宿泊先はオルケイという島。人口60人ほどという小さな島です。ヤシの木だらけのジャングルのど真ん中の民泊を利用して宿泊しました。ちなみにパラオで見た車の95%ほどが日本車でした。しかも明らか日本から中古車で運ばれてきたなーな感じ。
ナンバー…。
現地の人が用意してくれたカニ料理と魚料理と、日本からもってきたインスタントカレーを食べながらココナッツウォーターをまさかの実から飲む。非日常の極みです。こういうの大好き。
ただこの時点でだいぶ不穏な空気が。なんと近くの海で台風が発生。明日は大荒れで帰れないかもという。自分たちより北側で台風が発生するという新鮮さと流石に帰れないのはやばいなという不安が入り混じった不安な夜でした。
ジャングルの中なのでほぼ完全な無音。車の音とか全くしません。快適に寝れるかと思いきや、深夜に謎の動物に窓ガラスを爪で引っかかれること2回。怖過ぎて飛び起きました。
三日目。なんだかんだで出れました。とはいえ出れなくはないくらいな波と風。帰れなくなったら困るということで、一路マリーナのあるコロール島へむけて帰りながら釣りをするというプランになりました。
クッソザブザブの中、首と腰がガクガクになりながらずぶ濡れで帰ったわけなのですが、それ以上に痛かったのは釣りをするポイント。もともとオルケイ周りや、滅多に行けない沖のリーフを叩く目的でオルケイに宿泊したのですが、それが全く出来ず…。
いつもやるポイントまで戻ってきてしまいました。これは相当の痛手だったそうです。(初めてなのでわからない)
その上荒れると食わないというパラオの状況もあり3日目はカスミアジをを1匹釣るのが精一杯という感じでした。バイトも大してなかったかなー泣
最後の最後にベイトボールに投げて、初めてベイトがなんだかわかったのですが、でっかくてキレイなサヨリでした!
玄海イワシになっている理由は、その前のなんだかわからない魚にサイトオレンジを飲まれ切れされてしまった為です。思い出いっぱいのプラグだったのですが…残念(泣)
残念ながら天候に恵まれず不完全燃焼という形になってしまったパラオ釣行。恐らく状況としてはこれ以上ないほどの絶不調でした。そんな中でも、これだけの魚が遊んでくれる豊かな海に驚きしかありません。
海外GTは意外と小さいプラグが釣れるということも噂で聞いていたのですが、それも実証できた釣行でした。青政持って行ってよかった。
注意点としてはGTフィッシングはトップウォーターの釣りですがプラグは無くなります。魚に切られることが100%の要因ですが、今回の釣行ではバイト数が少ないと言われている中でも2つ切られました。海外釣行では予備のプラグは数多く用意しておくことをお勧めします。
思いっきり非日常を味わった今回のパラオ釣行。今年の遠征はコレでお終いの予定で、あとはシーバスハイシーズンを集中して乗り切ります。パラオもめっちゃ楽しいですが、皆さん東京湾にも遊びに来てくださいね!お待ちしております!!