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シーク128S(オリジナル)での東京湾奥コノシロ付き攻略法
スライトの登場で少し影が薄くなっている?シーク128sのオリジナルモデル(38g)。
シャローエリアが多く流れが緩い東京湾奥ではスライトよりもノーマルの出番が少ないのは事実ですが、最近の東京湾奥河川におけるコノシロ付き狙いでは128Sのノーマルモデルの方でも良い思いをかなりしているので、その使い方を共有したいと思います。
まず、シーク128sの特徴は以下の通り。
①重さから来る飛距離
②速めのリトリーブスピードへの対応力
③イレギュラーに入るスライド
④深めのレンジ設定
東京湾奥の河川において、これらの特徴が最も活きるのは「水深があるエリアのコノシロ付きの釣り」でしょう。
具体的なエリアとしては、
・荒川河口~中流
・旧江戸川河口~中流
・多摩川河口
になります。
上記3エリアに共通して言えますが、シーク128sのオリジナルモデルは「流心の深み狙い」で使ってください。シャローを絡めた釣りではレンジが深すぎて、良い泳ぎをするリトリーブスピードでは底を擦ってしまいます。そんな時はスライトの出番です!
前置きはこれくらいにして本題です。
・オープンエリア編
コノシロがまとまっていて、シーバスのボイル等が発生していれば話は変わってきますが・・・そんな状況には滅多に出会えない今年の東京湾奥。
大抵の場合、コノシロはグッチャリ居てしょっちゅうルアーに引っかかってくるものの、シーバスの気配はあまり無く、たまにコノシロがバッと散るのが見られる程度という感じではないでしょうか。
そんな状況では、ある程度レンジを入れた状態での速巻きが正解になることが多いです。
我慢の釣りになりますが、コノシロがゴツゴツゴツゴツとルアーに当たり続けているのを感じつつ、ひたすらグリグリ巻く釣りをやり通すとポロっとシーバスがヒットしてくるというのが定番のパターン。
ある程度レンジが入って、速めのリトリーブスピードへの耐性があるシーク128sは、このパターンでも強いです。
アクションが破綻してぐるぐる回ったりする寸前のリトリーブスピードを保つことを意識するのがコツ。
ひたすらグリグリ巻いてコノシロにゴツゴツ当て続ける釣り、是非お試しを。
・明暗編
橋脚等の明かり周りの明暗ラインにコノシロが回っているケース。
そんな時に強いのが、シークシリーズの十八番であるイレギュラースライドです。
やることは簡単。明暗の暗の方にキャストし、明暗の境目や地形変化等のヒットゾーンまで普通に巻いてきて、ヒットゾーンに差し掛かった時にリーリングスピードに変化をつけてあげるだけ。
日や状況によってどの程度のイレギュラースライドが良いかは異なりますが、大体の場合、リールを巻く手を実際に見ていてもらっても「今のがそれ??」と言われてしまう程度の微妙なリトリーブスピードの変化で発生する程度のアクション変化が強いことが多いです。
見える範囲でアクションさせると分かりやすいんですが、それくらいのスピード変化で起きるスライドが一番汎用性が高いアクションになっているんですよね。
先日もそのパターンがはまって入れ食い状態でした。
1~2投でヒット、ランディングしてルアーを外してキャストするとまた1~2投でヒットといったまさに入れ食い状態。
ルアーはシーク128sのライムヘッドクリアギーゴとゴーストパールチャートのローテーション、リトリーブコースやスピードに少しずつ変化をつけてはいたものの、やっていることは基本的にはヒットゾーンでのイレギュラースライドだけです。
東京湾奥河川のコノシロ付き、今年の感じではおそらく今(12月頭)の潮周りがピークの終盤で、やや勢いを落としつつ12月半ばの潮周りまでは釣れ続くはず。
シーク128sでのコノシロ付き狙い、皆さんもぜひお試しください!