STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff橋本 康宏

GloryDays!

シーバス、ヒラメをメインに狙っています。釣行記やルアーの使用法、狙い方等を発信していきます。 静岡県在住。常に新しさ、核心を求め、ストイックに追い込む現場主義。

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2025.01.06

遠州オオニベの狙い方(タックル、釣り方)

皆様こんにちは!本年もよろしくお願いいたします!🎍

今回は遠州サーフのオオニベ釣りについてレポートします。

昨今のオオニベのサイズや数の増え具合を見ても遠州サーフおいて加速的に増えており、宮崎サーフと並ぶオオニベが狙えるポイントとして確実に定着してきております。

遠州サーフとは静岡県西部に面する遠州灘。最近では愛知県に面する遠州灘でも釣果が上がっており、御前崎から伊良湖岬までの広い範囲で釣果が上がっています。

ベイトさえいればどのポイントでも可能性があるターゲット!

地形変化に居着くというよりもベイトに付いて回るベイト依存。その為、ベイトがいるエリアこそオオニベが釣れるポイントになります。

宮崎、遠州と2大オオニベポイントになりますが、狙う上で大きな違いは狙う時間帯。

遠州では夜がメインですが、宮崎サーフは日中がメイン。

宮崎、遠州と両方で釣りをした感じではベイトの種類と動きが大きな要因かと感じます。

まず宮崎ではグチと呼ばれるイシモチがメインベイト。これが黒い塊となる程の量がおり、日中でも接岸してきます。

対して遠州はコノシロやアジがメイン。

遠州のコノシロやアジは夜接岸する事が多いのです。

このベイトが接岸する時間帯の違いが狙う時間帯を左右しているかと感じます。

しかしながら、遠州でも日中にベイトさえ寄っていれば釣果実績もありますし、宮崎でも夜の釣果ももちろんあります。

私が宮崎でニベが釣れた時は、カタクチイワシに付いており、遠州では胃の中からタチウオやシーバスが出てきたという話もあるので、何かしらベイトになるものさえいればいつでもチャンスがあるといえます。

さて、ここからは遠州サーフにおいてのオオニベを狙うタックルについて書いていきたいと思います。

まずルアー。

遠州ではアジやコノシロ等、比較的大きめのベイトがメインになり、夜釣る事が多いので人気のルアーは14cmから18cm程のミノーになります。

私が使用しているのはタイドミノーゴーストシリーズ。サーフでのオオニベ狙いに合わせて開発されたミノーになります。

タイドミノーゴーストシリーズは現在2タイプ。

・タイドミノーゴースト170F

・タイドミノーゴースト170Fハイトルク

アクションとレンジを分け、オオニベミノーゲームを網羅するラインナップです。

・タイドミノーゴースト170Fハイトルク

レンジは60cm。アクションはウォブンロールアクション。引き抵抗を強め、強靭なオオニベタックルでの使用においてスローにも巻きやすい設定のワイドリップを搭載しています。

干潮前後や、コノシロが浮いてきた時が投入のタイミング!

食い気のあるオオニベに対してしっかりとアピールが届く仕様です。

・タイドミノーゴースト170F

レンジは60cmから90cm。ハイトルクより下のレンジを泳ぐ設定です。

アクションはロール比率が高めのアクションで、強い引き波の中でのストレスを軽減し、アピールと投げ続けられる使用感を両立した仕様です。

使い分けとしては、

浅瀬、ベイトが浮いた時、干潮、凪の海

=タイドミノーゴースト170Fハイトルク

状況サーチのパイロットルアー、ワンド、潮位が高い時、波風がある時

=タイドミノーゴースト170F

より広い状況に対応出来るようラインナップしていますので、両方お持ちいただくのがオススメです👌

カラーに関しては、パールやチャート等の派手めの色をメインに、月明かりが強い時に備え、クリア、ナチュラル系もあると良いです🆗

続いて使用するタックルです。

遠州のオオニベタックルは強めが基本。走らせて時間をかけて獲るよりも、ガチンコで寄せてくるのが遠州スタイル。

まずはロッド。

タイドミノーゴーストは17cmの45g前後。まずこのクラスのルアーが投げられる事が前提になりますので、MHからHパワーのロッドが必要です。

しかし、あまりに強すぎるロッドでは疲労感が溜まりやすく、疲れてくると継続的な遠投も難しくなります。

私の使用しているロッドは

Gクラフト モンスターサーフ1062SSシンペンSP

トルクフルなブランクで20kg近くの魚を想定したパワーを持ちながら軽量。

タイドミノーゴーストを長時間投げられます。それでいて、軽量ブランクのおかげでヒラメルアーも扱え、用途も広いのも魅力です。

リールはPEライン2号を200m以上巻けるもの。

4000番、5000番クラスが最低欲しいです。サーフのヒラメで人気の高い4000番ボディの5000番スプール搭載のリールであれば充分対応します。

 

続いてライン。

PEラインは2号が基準。

大型ミノーを反発の強い竿で投げる際は太さがあるラインの方がしっかり曲げて投げられるので飛距離に繋がりやすくなります。

ガチンコファイトスタイルなので、太く強い糸がオススメです。

私は2号か2.5号を300m、リーダーにはナイロンの40lbを接続しています。

万が一に備えて300mを巻いていますが、最低200mの巻き量は必要です。

最後にタイドミノーゴーストを接続する際にはこちらのソリッドリングとオーシャンスナップで使用しています。

通常のスナップでは長時間のファイト時にネジレにより外れも起こりうるので、せっかくの一尾を確実に獲る為に、こちらをオススメいたします👌

さて、ここで遠州オオニベ釣行記です。

ここ数年は80cmクラスの中型サイズが増え、比較的釣りやすい環境といえます。

遠州灘全体的に連夜釣果は上がっている印象です。

一昨年は特に当たり年でしたが、去年、今年の冬シーズンも釣果はしっかりと出ております。

当日はコノシロがいるエリアでの釣行。

強い流れが出ている状況から流れが緩んだタイミングでコノシロのレンジが浮き、ヒットに至りました。

時合いにまとまって釣れる事も多く、同行していた方もタイドミノーゴーストでキャッチ。

ルアーにベイトが当たるようになるとヒットチャンスも上がります🙌

シーズン的には今も盛期!

全国からもオオニベ狙いで集まる遠州オオニベ!岸から狙えるMAXサイズのターゲットを皆様もぜひ狙ってみてくださいね!