STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff須江 一樹

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横浜市在住/ 横浜アイランドクルーズ所属。仕事は釣船屋船長、趣味は釣り。シーバスビッグベイトを愛し、ボートシーバスをメインに、仕事も休みもオフショアフィッシングへ出船中。

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2025.01.14

冬ミノーイングはレアリスジャーク130Sのタダ巻きゆっくり巻きで攻略!

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年も皆様に有益な情報をどんどん提供していきたいと考えていますのでよろしくお願いします。

 

さて東京湾の季節は冬です。真冬と冬ではパターンは少し違うと考えているのですが、それでいうと現在はまだ冬パターンかなという感じです。冬パターンの基本はミノーイングです。ミノーをその日その時の状況で、どういうレンジでどういうアクションをさせたらバイトが出るのかを探るのが、東京湾の冬パターンです。

 

その中でも現在は深く潜るミノーをゆっくりタダ巻きで動かすとバイトが出るパターンが釣れています。このゆっくりタダ巻きパターンにはレアリスジャーク130Sが有効です。

あまり深く潜るという事が認知されていないルアーではありますが、レアリスジャーク130Sは最大深度2m程度と非常によく潜るミノーです。このよく潜るレアリスジャークをジャーキングせずにタダ巻きのみで使用するのが冬パターンです。

 

釣るために必要なコツは2つあります。一つは飛距離を出す事。二つ目はゆっくり一定に巻く事。この二つです。

 

タダ巻きの釣りはジャークやストップなどのバイトを出すために仕掛けるアクションを入れると、シーバスが逃げてしまうような状況で有効なパターンです。バイトを出すためにはタダ巻きでシーバスにできるだけ長くチェイスさせて、バイトするかしないかを考える時間を作ってあげる事でバイトする確率を上げる事ができます。そのシーバスが考える時間を出来るだけ長く作ってあげる為に飛距離が必要なのです。

 

もちろん飛距離が出る事で多くのシーバスにルアーを発見してもらう事ができる点や、船のプレッシャーがかかっていないシーバスにアプローチできる点など複数のメリットがあります。ただ最大のメリットはシーバスが考える時間が多く使れるという点だと考えています。

続いてのコツはゆっくり一定に巻くことです。深く潜る事が釣果を出すコツでもありますので、最大深度まで効率的に潜る最遅のスピードというのが理想的なスピードです。それがどのくらいかと言われると非常に難しいのですが、リールのハンドルが巻いてて一番重く感じるくらいのスピードというところでしょうか。

 

ゆっくり一定に巻くということにおいて、ハンドルの重さを感じることは非常に大切です。ハンドルの重さ=ルアーが水を噛んでいる水の抵抗感ということなので、ハンドルの重さを一定に保つことで、ルアーのスピードを一定に保つ事ができます。

 

ちなみにこのゆっくり巻きに適したルアーがレアリスジャーク130Sなので冬パターンではレアリスジャーク130Sを使用しますが、早巻きの時はタイドミノー系や違うルアーを使用します。冬に限らずですが、釣れるスピードやレンジに対して適したルアーを使うということは釣果を出す上で非常に大切な要素です。

これは僕の好みの部分もあるとは思いますが、冬は赤が効くと思っています。コノシロバーニングゴールドやレッドヘッドなど、どこかに赤が入って入れば大丈夫というざっくりな感じでOKです。

 

もちろん、赤が入っていないと全く釣れないという事ではありませんし、カラーよりもまずはルアーの深度とスピードの方が全然重要な要素です。レアリスジャークを買うカラーに迷ったらぜひ赤を仲間に入れてみてください。きっと良い仕事をしてくれるはずです。