STAFF REPORTスタッフレポート

TROUT Field Staff刈谷 祐輔

頭の中は釣りばかり…

北海道在住/道北エリアをメインに渓流から大本流、又は湖などで1年中ひたすらに大型トラウトを追っています。 北海道から大型トラウト攻略のメソッドやトラウトに対する自分なりの考察などをお届けします。

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2025.01.15

真冬の虹鱒攻略

皆さん初めまして。2025年からトラウト部門フィールドスタッフになりました

刈谷祐輔(カリヤ ユウスケ)と申します。


北海道在住で主に道北エリアをメインに活動しています。

道北エリアに限らず道東エリアや道央エリアにも足を伸ばし渓流から大本流、湖などで1年中大型トラウトを追いかけています。

私のレポートでは北海道での大型トラウトをターゲットに攻略に役立つ情報や

ルアーヒットパターン、現場の実績を元にした考察などなど…を発信していこうと思います。

さて今回のレポートは、真冬の虹鱒について

私は真冬の釣りをする上で本流をメインに釣りをするので本流に的を搾ってお話します。

北海道も冬も本格化して行き例年通り厳寒気の時期がやってきました。

北海道での冬の釣りはハッキリ言って過酷ですしストレスが多いです。

低気温、低水温、ライントラブル、ガイドの凍結。そして何より釣れにくい。

ですが、決して釣れない訳ではありません。

 

ではどうすれば釣れるのか?

もちろん私もこの冬の時期は何も釣れず終いが多くなります。

基本的に冬の虹鱒は越冬を迎える時期になり、流れが緩い深場や大淵など水深のある箇所で体力を消耗しないよう水温の安定したボトム付近をゆったり泳ぎ冬を越しています。


北海道の冬の釣りは、低水温の為活性が極端に低く夏のハイシーズンの様にアグレッシブにルアーを追ってはくれません。

ですが、真冬の川でも活性が上がるタイミング、きっかけが大きく分けて2つ程あります。

1つ目は日中、の気温が上がり水温が上昇していくタイミングです。

特に日が差した昼間前後、水面に太陽光があたると水温が上昇しやすくなりボトムに張り付いた魚が浮き始める事があります。

これは水深の深いボトムより表層の暖かい水の方へと動くことが考えられます。

2つ目は、水位変化です。

当たり前の話なのですが雨が降れば河川の水位は上がりますし降らなければ下がります。

ですが厳寒期の北海道の冬には雨がありませんし、冬でも水位が変動するタイミングをきっかけに、活性が上がり魚が動き始めます。

では雨の無い冬に水位変化とはどうゆう事なのか?

例えば各河川上流部にあるダムの放水や水力発電所などの施設がある場合は放水量をキッカケに水位変化を起こし活性が上がりやすくなると言う考えです。


真冬の河川は雨が無い為、河川は冬枯れし渇水状態になります。
冬の水位の上がり下げなどのきっかけが人口的な構造物の影響化のみとなる時期になります。


それぞれの本流河川にて水位や天気予報、現場の状況、ダムなどの放水状況などなど活性が上がるきっかけを前もって調べる事が、冬の虹鱒攻略に大きく近づく事に繋がります。
ただし河川に氷が張ってしまう時期でもある為、ポイントの足元状態や地形をしっかり把握した上で安全に冬の釣りを楽しみましょう。

2024年最後の釣果&ヒットパターン

スペアリュウキ71Sをクロス(正面)方向へキャストし、流れと共にルアーを送りボトムへ
ボトム付近をヒラを打たせ、流しながらリフト&フォールでアピール
ルアーがターンに差しかかりダウンクロス方向からダウンへとに差し掛かるタイミングでのヒット!
リフトからのフォールで口を使ってきた感覚でした。

この虹鱒は年末に釣った2024年最後の魚。最高のコンディションで良い1尾でした。


スピアヘッドリュウキ71Sについて

リュウキ71Sは高比重でフォールスピードも早く本流の深みのあるボトムを攻略するのにいい武器になります。

またハイシーズンの本流瀬、ダウンストリームでは激流の中でもルアーが浮きにくくしっかり泳ぐ為、流れ着いている魚にしっかりアピール出来る。

 


タックルデータ
rod   M-aire MB-82MHLS
reel  SHIMANO  ツインパワーXD C3000XG
line  VARIVAS スーパートラウトアドバンス カッチイロ12lb

 

2025年もどうぞよろしくお願いします。