STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Field Staff武富 啓晃

Practice makes perfect

東京都在住。東京湾内の干潟と河川の釣りに精通し、関東全域のシーバスを釣り歩くサラリーマンアングラー。 徹底した現場主義によって得られた情報やルアーの使い方等を発信していきます。

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2025.02.20

東京湾奥・川バチ戦線

東京湾奥河川の早春の一大パターン、川バチパターン。

 

 

 

今年も1月半ばから開幕し、2月半ば現在までのシーズン前半戦が終了しました。

 

ここまでの前半戦を踏まえた今後の展望と、そこにマニックをどう合わせていくかについて今回は語りたいと思います。

 

 

 

 

 

【前半戦を振り返って】

 

個人的に確認した、大まかなエリアごとの評価とリザルトは以下の通りです。

 

・荒川「△」
例外となった日はあったが、場所や日にちで平均するとバチの抜けや魚の入りが芳しく無かった。ポツポツ安定して釣れるが、爆発力は無し。1釣行あたりの平均釣果は1~2本。

・中川「○」
例年通り安定してバチ抜けが発生し、魚も入った。しかしエリアが限定されたことに加え、アクセスの良さからアングラー密度も上がってしまったため、1人当たりの魚の配当は減少。1釣行あたりの平均釣果は1~2本。

・旧江戸川「△」
バチがほとんど抜けない日が多く、全体としては苦戦する日が多かった。1釣行あたりの平均釣果は0~1本。しかし、バチが多く抜けたり魚がごっそり入ったりする日が少ないながらもあり、そこに当たれば良い釣りを出来た日もあった。

 

東京湾奥で「◎」評価をつけられる河川は無く、厳しい前半戦となりました。

 

 

【今後の展望】

川バチはシーズン後半戦に入ります。

セオリー通りに推移すれば、ポイントはこれまでの潮周りで釣れていたエリアよりも下流域に推移していくはずです。

 

・荒川「〇?◎?」
前の潮周りまででドバっと多めにバチが抜ける事象を数回観測済。この影響により、もっと魚が入れば、次の潮以降は状況が上向く可能性あり。魚がまとまってしっかり入ったこと自体を観測できてはいないため、評価は疑問符付きとした。

・中川「〇」
既に魚が入っているため、安定した釣果が見込める一方で、バチが爆発的に抜ける日も増えて時合が極端に短くなる可能性大。そのため、評価は◎ではなく〇。しかし、逆にサクッと釣って帰りたい・長時間粘れない人にはかなり有力な選択肢となりえる。

・旧江戸川「〇?◎?」
前の潮周りの後半で魚が入った可能性あり。1潮の間が空くのでこのまま残るか否かは分からないが、この魚が残り、かつバチもきちんと抜ければ良い感じになる可能性は高い。が、旧江戸川には過去に何度もこんな流れで裏切られているため、評価は疑問符付きとした。

 

 

【参考】私個人の立ち回り予定

中川は安定した魚の入りが見込める一方でアベレージサイズが上がりにくいため、時間が取れればムラがあることを承知で大型狙いの旧江戸川や荒川に入る日を増やすつもりです。

予定等があって時間が無い日は中川での短時間勝負をする可能性もあります。

 

 

 

 

【フィールド別マニック】

端的に言えば…

 

荒川:Slow135、ノーマル135

中川:Slow135(115)、ノーマル135(115)、ノーマル95

旧江戸川:Slow135、Slow155

 

でいけます!

 

 

セレクトに際して重要視したのは、ヒットゾーンまでの飛距離と流速と魚のサイズ感。

 

・飛距離が絶対条件となりがちな荒川・旧江戸川は135クラスで。

・アベレージサイズが中型となり、ポイントも近いことが多い中川ではノーマル95が圧倒的な力を発揮することも多くなります。

・流速が上がりやすい荒川・中川は、流速耐性が高いノーマルが必携。

・流速が比較的遅い旧江戸川は、シリーズ随一の低速度性能を持つSlow155が活躍します。

 

 

 

先日は旧江戸川で、Slow155で82cmをキャッチ!

 

 

満潮の潮止まりから少し動き出したかな?程度の緩々な流れの中で、沖にかっ飛ばしてスローに探ってくるとヒットしました。

まさにSlow155の強みが全面に出たパターンでした。

 

 

 

 

そういえば、肝心かなめの「具体的なマニック使用法」ですが・・・

 

先日撮影した実釣動画の中で、詳細に解説・実演しています。

 

 

 

 

近日公開予定。ご期待ください!

 

 

 

 

川バチシーズン後半戦の皆様の好釣果を願って、今回のレポートはここで終わりにしたいと思います。

 

次の潮周りも頑張りましょう!