STAFF REPORTスタッフレポート

TROUT Field Staff中野 光大

すべての答えはフィールドに

東北地方を中心としたトラウトのニュース、その時なぜそのルアーを使用したかそしてなぜヒットしたのかを自分なりの考察とともにフィールドからお届けします。 岩手県在住。釣り大好き人間です。記念すべき生涯初フィッシュはヤマメという根っからのトラウト野郎です。一番大好きなのは夏のヤマメ釣り。オフシーズンはジギング、エギング、ワカサギもやります。

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2020.04.29

タダ巻き

タダ巻き。簡単な動作なのにこれほどまでに奥が深くて効果的な誘いの方は他には無いと思う。

極めようと思えば思うほど難しいこのタダ巻きをテーマに今シーズン初期は本流に絞って釣行してきました。

正確に言うと、本流におけるダウンストリームメインのタダ巻きです。

さて狙うは雪代イワナです。イワナに有利なアプローチといえばダウンストリーム。雪代で増水気味、低水温の本流では最盛期にガンガン当たってくるニゴイなども回避できるし小型のトラウトはヒットしにくいのも良い。要は一発でればデカいということである。

ヒットさせるために意識したのは速く巻きすぎない事。これがダウンストリームでも重要で一緒にいく後輩達の釣りを見ていても巻きすぎてる感が否めない。

一番流れの抵抗が効いてるスポットではハンドルを巻かなくても良いくらい。この時意識すべきはルアーのブルブルをしっかりと感じることそしてそれを維持し続けることであります。この必要最低限のリトリーブを理解するには、スピナー、スプーンをしっかり使いこなすこと。スプーンっていうのはしっかり泳ぐ適正スピードの範囲が極端に狭い(スプーンにもよるし、ミノーに比べればという意味)からながれによって自在に合わせてあげなくてはいけません。それにトゥイッチのリズムを当てはめるのがミノーイングと私はとらえています。(スプーンでもトゥイッチはする)

 

例をあげるなら、着水後にトゥイッチに少し派手目のトゥイッチ→流心ではノーアクションスラックを取る程度(人によってはここをドリフトとも私は横ドリフト)→ヒット

の場合もあるし、流心ノーアクションでヒットしない場合→流心手前のたるみでトゥイッチの強弱をつけてみたらヒット

などなどです。これはあくまで一例だし釣りに不正解はないと思うので自由な発想をルアーに投影してみてください。

ロッド:bkt706ml slt86h exc780mx

リール:stella3000 tpxd3000他

ライン:pe1号

ルアー:RYUKI50s 60s 70s 80s